2017年7月12日水曜日

何を言われても平気です、という言葉。


「私は何を言われても平気です。」

短大卒業後に就職した会社を結婚退職するとき、後輩のYさんが言った言葉です。


退職する頃、職場の人間関係が複雑になっていました。

「これからも(人間関係が)大変だけどがんばって。」

と私が言い、返ってきた言葉がそれでした。

当時の私には衝撃で、今でも鮮明にそのときのことを覚えています。




その会社には独身時代に約10年間お世話になり、多くの人と仕事をしました。

時代はバブル。

皆、20代中頃にはほとんど結婚退職する中、モテ期が小学校時代で終わってしまった私はいつまでも働いていました。

25才のときには部内の女子社員でいちばん年長者。


その部署の女子は、当時、短大卒の栄養士免許を持っている人が配属されました。

会社自体は大卒女子を採用しておらず、ほとんどが高卒の人でした。


私の部署は、短大卒の中の入社試験のトップが必ずいました。

それは当時の部長が話していたから知ったのですが、確かに先輩は優秀で気がきく上、きれいな人たちでした。


ちなみに私は、短大卒で採用されたのが1人だけだったので、トップでもありビリでもあり顔も平均値で、当時いた男性社員に、

「レベルが落ちたなぁ~」

と言われてしまったから、運だけで入社し配属された人だったと思われます。


後輩も優秀な人が毎年入りました。


そのうちのひとり、Yさんも頭が切れる後輩のひとり。

ちょっと苦手なタイプのできる人でした。


今思えば、会ってしばらくしてから、その後輩のほうが能力、精神面ともに確実に上だったと無意識に感じていたからかもしれません。

後輩よりもできないことを認めたくない思いがあったのです。


そのYさんからの言葉が、

「私は何を言われても平気です。」

でした。


凄い・・・

完全に、この人にはかなわないと思った言葉でした。


でも、後に、新たな会社、子どもに関係した親同士、近所関係などにこの言葉が私の支えになったのです。


自分の正しいと思うことをするときは、誰に何を言われても平気だと。


精神的に未熟だった(今も?!)過去の自分は反面教師ですが、そんな私と一緒に協力して働いてくれた後輩たちに感謝している今日この頃なのでした。






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